期間の𝑛分割
ここまで、期間は 1 日を単位として考えてきたが、株価は毎日同じ比率で動くわけではない。単位の取り方も、月足、日足、時間足、分足とどのようにも考えることができる 。
1 つの同じ株価の動きをそれぞれの単位で見たときに、各単位に対応する はどうなるか、について考えておく。
確率1/2で 倍か 倍になる資産の 期間後の分布は なので、、、が決まれば分布は決まる。この対数正規分布の分布関数は 定義に従って、
である。これからもわかるように、 と が
( は定数) を満たした状態で変化すれば、分布 は 同じである。 答えはこれで、1 期間を 分割すれば は
となる。先に見た定額の分布場合 、同じ期間を分割した場合、はに反比例するが、定率の場合 𝑟はに比例する。